ウキウキなえちゃんのクソブログ

マインスイーパーのやり過ぎでIQが上がりました

そして伝説へ

 

ご機嫌いかがでしょうか。好きなタイプはエマワトソン、なえとすです。

 

前回、前々回と中学時代のなっちゃん話を続けているわけなんですが、今回もその続きを記事とさせていただきます。ほんと当時の自分を殺したい。

 

-------------第3章

〜あらすじ〜

中坊D、ドラクエを始めたつもりがいつのまにか三国志へ、なっちゃんラブ同盟として一大勢力を築き、天下統一を目指すお祭りクソピエロへジョブチェンジ。そのまま人の迷惑も考えずなっちゃん特攻を画策。

 

前回の記事の中で、察しのいい方は気づかれているかもしれません。実は、あの火だるまクソピエロがサントリーなっちゃんをガブ飲みしていた頃、私となっちゃんの間には全くの絡みがないんです。一体何故でしょうか。

私が塾で下のクラスに落ちたからです。何も考えず中学ではなっちゃんピエロ芸、塾では板書チンパンとして無能を晒していたため、成績が上がる要素などびた一有りません。ただの馬鹿です。教室が違うので、全ての始まりであるプチ文通の逢引も行われず、なんなら今まで以上に関係が切れてしまいました。もはや喋る機会もなく、塾のフロントでたまーに見かけるなっちゃんを目で追う程度になっていました。こうした本家高木さん(※仮名)との繋がりがない寂しさが、なっちゃん三段活用、サントリーなっちゃんへの偏愛、なっちゃん愛布教活動(いろんな人になっちゃんの好きな所を語る)を悪化させる一因として現に存在していたんですよね。

 

こうした影響の最中、日に日に募る想いが溢れピエロの人間ダムは完全崩壊。迷惑極まりない事にも気づかず告白を決意しました。しかし同時に、自分はただなっちゃんともっと喋りたかっただけなんだ、と言う事に今更気づいてしまったのです。思い返せば、最初から普通に友達として仲良くなれれば、やれ三段活用だのサントリーなっちゃんのファーストキス争奪リアルスマブラ大会などする必要は更々無かったわけです。親しみを深める工程が希薄なため相手の事もろくに知らず、なっちゃんの誕生日や血液型、所属クラブすら私は知りませんでした。

 

しかしアニメ由来の段階すっ飛ばしフォーリンラブにワンチャンの活路を見出したデルピエロは告白を強行、さらにその事をまーた色んな人に言いふらします。こいつなんにも反省してない。しかし以前とは違うんです。校内新聞でフォーカス掻っ攫い、バカのバロンドール受賞を目指す自己顕示欲はとうにありません。全てを失った燃えカスピエロは、純粋に多くの人からの励ましや応援を得ることにより、それらを自らの励みとして自分の思いをなっちゃんにぶつけてやるぞと言う最終奥義を編み出しました。お分かりでしょうか。元気玉作戦です。

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燃え尽きたピエロはサイヤ人ジョブチェンジし、ドラゴンクエスト三国志を経由してドラゴンボールに帰結しました。当初の酒場でパーティを組んで攻略を挑む方法論は完全に崩壊しています。元気玉は日に日に大きくなっていきました。学校でも中坊Dの大恋愛は静かなムーブメント。ものすごい数の人から「頑張れ」「応援している」の声を得ていました。熱心な布教活動のせいで、何なら自分以外の奴までなっちゃんに目覚めかけていました。

私は浅はかでした。本当に大事なことは一体何なのか。みんなの力って本当に必要か。一方通行のバカでかい元気玉を受け取ったなっちゃんは果たしてどう思うだろうか。今思えば言いたい事は山ほどあります。しかし己の昂りを相手に叩きつけたいだけの額にMと書かれたクソサイヤ人に相手の気持ちを汲み取る余裕などもはや一端もなく、着々と告白大作戦の起案と元気回収工程を円滑に進行させていきました。もう書いてて悲しくなってきたわ。

 

そして来たる平成21年3月1日、告白スタイルは放課後に体育館へ呼び出し、「ずっと前から好きでした、もしよければ付き合ってください」と言いながらラブレターを渡すというベッタベタな演出によって、悪手を打ち続けた最後の最後に王道を邁進し、この騒動へ終止符を打たんと画策いたしました。

 

呼び出し時間は午後4時30分、私は放課後体育館でいつも通り部活をサボり、ギリギリまで策を練り続けていました。追い詰められたサイヤ人は強いぞ。額にMが輝くクソサイヤ人のメンタリティは地球育ちとは一味違います。

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そして4時からスタンバイ。用もないのに体育館裏に一人立つのは恥ずかしいので、用事があるふりをしつつそわそわしていました。小枝とか石とか拾ってました。部活をサボって意味のないボランティアに勤しむサイヤ人。みしみしと心がへし折れていく様を内心感じていました。

 

しばらく待つと、手筈通りなっちゃんは体育館裏へきました。正直それだけでも十分なゴールでしょう。今までのアレを考えると。思えばあれだけの騒ぎになれば本人だって気付いてるはずです。末期は塾でも公然となっちゃんへの愛を語っていました。ヨドバシ前の街宣車みたいな感じですね。なっちゃん、俺の気持ち受け止めに来てくれて本当にありがとう。やっぱり好きだわ。しかし、なっちゃんは友達を連れてきた。2人も連れてきた。私は3対1だった。

 

完全に想定外である。数で負けているとは思わなかった。告白に数もクソもあるかとお思いの方々、大アリなんですよ。3対1の威圧感ヤバイですよ。これ3人相手に告白するみたいな節があるんです。なんで関係ない2人にまで俺の告白を聞かせなければいけないんだ、ある意味本人より言い辛いわ。大体なんで3人も来るんだよ、襲われるとか思ってるの?身の危険を感じているのか?などと童貞特有の邪推地獄に落ちたクソサイヤ人の額からMの字は消え去り、満を持して拵えた元気玉は萎んで無くなりました。

 

とりあえず段取り通り「伝えたいことがある」と言うと、何かを察した友達二人は数歩下がり、なっちゃんだけが目の前に来ました。よかった。久し振りになっちゃんの顔を間近に見た喜びで即座に復活。童貞はやはりチョロかった。そして勢いのまま起死回生のラブレターとド直球の愛の言葉を叩きつけました。

 

 

このラブレターにはトリックがありました。

散々好き好き言い回ってた私ではあるが、本当のところ付き合う事になった場合は、そっとしておいて欲しかった、二人で静かに幸せな時間を過ごしたかった。わがままの極みですね。私が仕込んだラブレターの中身はこうでした。

「Yesなら ごめんなさい」

「Noなら すいません」

これなら2人以外には告白劇の真相(成功パターンに限る)を闇に葬り去って、私は振られた哀れなピエロを演じつつも、誰にも弄られないなっちゃんとの蜜月リア充生活を送れる。我ながら天才である。ここまでに至る行動力と頭の回転力、何故この方向へ傾注させたのか。情熱の矛先が完全に間違っている。なんで塾でメアドを聞く行動力はなく、なっちゃんの女友達に遊びのグループに呼んでもらう様頼まず、塾で教室が離れた時は勉強して上のクラスを目指さなかったのか。中学2年生のポテンシャルを全て間違えた方向に注いだ私に対して、なっちゃんはその手紙の文言を見て、あの柔らかな笑顔から八重歯を覗かせた後に

 

 

すいません

 

 

 

その後のことはあまり覚えていません。記憶の限り覚えているのは、告白の現場を水泳部と卓球部全員に見られていたことと、翌日にはなっちゃんに振られたことを校内の2/3程の人が知っていたこと。水泳部は全員金網越しにガン見していたそうです。背中側だったから全く気づかなかったわ。泳げよ。そしてピエロは無事発狂、翌1週間は休み時間は廊下で振られたと叫びながら走り回り、授業中は教科書を立てた陰で男泣きするバイプレイヤーっぷりを見せつけていました。ジュースの中からなっちゃんを選んだ事も、それ以来1度もありません。

 

 

 

中二人生バンザイ!

ありがとうなっちゃん!

さようならなっちゃん

最後に一言いいですか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お前彼氏いるなら先言っとけやボケ!